前橋市といえば緑豊かな赤城山、市内には利根川・広瀬川などの有名な川があり自然にとても恵まれた町です。
他方、都会的な側面もあり、市街地にはビルや住宅街が立ち並んでいています。
都会と田舎、住む場所によってどちらも楽しめるのが前橋市の魅力の一つです。
また、前橋市は地震などの自然災害が少ないことも、特徴の一つに挙げられます。
近年大規模な地震や台風が各地で発生しておりますが、前橋市での震度5以上の大規模地震は過去100年において3件となっています。(1921年1月1日~2020年12月31日)
万が一の地震に備え防災訓練や、防災ラジオによる情報発信を行っていますが、更なる発展の為、前橋市では土地や建物に関する補償調査を行っている会社がいくつか点在しています。
そんな補償調査を理解する上で必要な用地業務の流れと補償調査の概要について解説いたします。
用地業務について
補償調査を理解する上では、用地業務を知っておかなければなりません。
道路の新設、川の改修、ダム建設、鉄道建設などの公共事業に必要な土地を確保する事を用地業務といいます。
用地業務の流れとしては、まず初めに「公共事業計画」の説明を土地、建物の所有者に行い許可をもらいます。
次に、現地にて測量調査を行い、買収面積を元に土地や建物の補償金を計算します。
計算した補償金を元に地権者と交渉し、契約。
土地だけなら登記が完了したら補償金を支払い、建物等々があれば、解体を確認してから残金を支払います。
土地が確保できたら工事開始。
ここまでが用地業務の一連の流れになります。
補償調査とは一体何か
補償調査とは、公共事業工事に伴う、用地確保の為の補償金を算定する調査です。
具体的には「土地の測量調査」「対象建物やブロック塀などの工作物、庭木の調査」「家の移転作業期間中の仮住まいに関する費用調査」などが挙げられます。
一般的にこの補償調査は補償コンサルティング会社が行います。
補償コンサルティング会社によって詳しい調査方法等は異なりますが、補償調査は主に【土地調査部門】【土地評価部門】【物件部門】【機械工作物部門】【営業補償・特殊補償部門】【事業損失部門】【補償関連部門】【総合補償部門】の8部門にわかれています。
前橋市の補償調査を利用しよう
以上、用地業務及び補償調査について説明してまいりましたが、前橋市には土地に関する調査、建物に関する調査、機械設備移設に関しての調査、営業補償に関する調査などの仕事を請け負っている「補償コンサルティング会社」が多数点在しております。
用地業務や補償調査に関する不明点が発生した場合には、補償コンサルティング会社に相談してみる事をおすすめします。