脱サラ40代社長のお仕事手帳

会社に残るか転職かと思ったら40歳から独立起業してしまったオヤジのお仕事メモ

産業廃棄物の基礎の基礎

意外と説明が難しい産業廃棄物

産業廃棄物の意味はなんとなく分かると思いますが、具体的な説明となると難しいかもしれません。そもそも産業廃棄物とは、何になるのでしょうか。
許可要件も大事な内容ですが、許可要件を取る前に基本をしっかり抑えておきましょう。

産業廃棄物とは?

廃棄物には、一般廃棄物と産業廃棄物の2種類あります。産業廃棄物に該当するのは、事業活動にともなって出た廃棄物・法律に列記された廃棄物になります。勘違いして頂きたくないのは、事業活動にともなって出た廃棄物全てが「産業廃棄物」になる訳ではありません。事業活動にともなって出た廃棄物の中で、法律に列記された物が「産業廃棄物」になるのです。「法律に列記された廃棄物」とは、燃え殻・汚泥・廃油等が該当します。事業で出た廃棄物であったとしても、法律外のものなら産廃として認められません。
なお産業廃棄物には、別に「特別管理廃棄物」と呼ばれるものがあります。特別管理廃棄物は、危険な物になります。廃棄物収集運搬を進める上で、注意が特に必要です。

産業廃棄物の流れ

事業所で出た廃棄物は、一度「中間処理場」へ持ち込まれます。リサイクルできる物に関してはリサイクルにまわし、リサイクルできないものは「最終処分場」へと持ち込まれます。
処理のプロセスによって、得られなければならない許可は変わります。事業所から廃棄物収集運搬で中間処理場へ持ち込む場合は、収集運搬業の許可が必須。中間処理場や最終処分場を設置するのならば、施設許可も必要になるでしょう。

許可はチェック

許可を得ているかどうかは、サイトから簡単に確認できます。長野市であれば、長野市のサイトからチェック可能。
言ってしまうと、廃棄物収集運搬の仕事は車や道具が揃っているのなら明日からでも始められる仕事です。しかし無許可で運搬業務をしてしまうと、物によっては大変な事故を引き起こしかねません。長野市で廃棄物収集運搬の仕事を考えるならば、法律をしっかりチェック。どういった許可が必要なのかも見極めるようにして下さい。