鹿児島県の農業事情
今鹿児島県の農業には非常に勢いがあります。
2020年農林水産省の農業産出額について公表した結果、1位は北海道、2位は鹿児島県でした。
実はこの結果は2019年も同様で、鹿児島県は今や日本を代表する農業県でもあります。
こうした活躍の裏では、県一丸となって行ったIPMという農業の方法を変える活動をずいぶん前からやっていたからでしょう。
PRキャラクターなども作成し、動画やテレビなどを活用してより認知されるようにしておりました。
しかしそうした活動の中でも、近年鹿児島でもドローンを使った農薬散布の方法も出てきているのです。
重労働、高コスト価だった農薬散布
農薬を撒く方法はいろいろあります。
人力の場合、重いタンクを背負いながら丁寧に撒いていく方法もあります。
しかし敷地が広すぎる場合、そうした方法では時間も体力も奪われてしまいます。
このような悩みを解決するために行われたのがヘリコプターを使った農薬の散布です。
鹿児島県でも、一部地域でこの方法は今も使用されておりますが、まず値段が高すぎます。
友人ヘリコプター、無人ヘリコプターで値段が違ってきますが、それでも500万以上、資格や燃料費などを考えると費用は1000万近くになる可能性もあるでしょう。
現在はそうした農薬散布の方法から、今度はドローンを使用した散布の方法に変わりつつあります。
2016年頃には開始されていたドローンによる農薬空中散布。
これにより、まずコスト面が大幅に減少しました。
ドローン本体の値段も50万ほどであり、資格などを考えても100万円ほどで収まります。
散布し終わっても収納場所に困ることがなく、撤収作業も時間がかかりません。
性能面もどんどん向上しているドローン。
自動でホバリングしてその場に留まることや、無人ヘリではできなかった場所まで移動すること、農薬散布量の増加など更にできる機能が増えるかもしれません。
今後はもっと農業の方法も変わっていくかもしれませんね。