「何か手に職をつけるために資格をとりたい」と思っていませんか。
でも、いろんな資格があって迷ってしまいますよね。
そんなあなたにオススメなのが登録販売者です。
国家資格で独占業務もあるのに勉強のハードルが低い登録販売者について、ご紹介します。
登録販売者はどんな資格?
登録販売者とは、すなわち医薬品を売るために必要な国家資格です。
医薬品を取り扱うイメージが強いのは薬剤師ですよね。
でも、医薬品には医療用と一般用の2種類があり、一般用医薬品はドラッグストア等でも販売されています。
「一般用医薬品の第2類・第3類を販売するときに立ち会わなければならない」のが登録販売者です。
この独占業務があることによって登録販売者は大変需要のある国家資格となっています。
登録販売者の受験資格は?
昔は実務経験等がないと受験資格はありませんでしたが、今は法改正されて誰でも受験することができます(ただし、薬物依存症など一定の条件に引っかかると免許の取得ができません)。
そのため、行政書士や危険物取扱者のように小学生でも受験して合格なんてことが可能です。
どのくらい勉強する必要がある?
登録販売者に合格するためには平均400時間は勉強する必要があると言われています。
ただし、これは予備知識がなかった場合です。
資格の内容は生物学と結びつきが強く、高校や大学で生物学に関わってきた人はかなり楽になります。
私の大学での専攻は栄養学で3年次で受験したとき、勉強を始めて1ヵ月で安定して合格点をとれるようになりました。
1日2時間ほど勉強時間を確保していたので、約60時間で十分でした。
登録販売者は専門用語が多く、生物学を前提とした理解を求められるため400時間くらいはまとまった時間が必要です。
登録販売者の勉強の内容は?
基本的には丸暗記といって差し支えありません。
文系と相性がよく、文系の大学生にとても人気があります。
基本的な生物学(生理学)、簡単な薬理学、代表的な一般用医薬品、そして法律です。
とくに勉強しにくいと言われるのが法律ですが、短期集中の一夜漬けで問題ない暗記量です。
登録販売者の勉強方法は?
丸暗記ではありますが、少しコツがあります。
初めて見るような専門用語がとにかく多いので、雑誌を読むような感覚でテキストをペラペラめくりましょう。
膨大な専門用語を「見たことがある単語」にするのです。
そして自分が理解しやすそうなところから、しっかりと勉強していきます。
さらに、とにかくドラッグストアに足を運んでください。
登録販売者に関しては、知識を五感に叩き込むことが最大の勉強になります。
登録販売者を取得した感想
一般用医薬品を販売する独占業務があり、すでにもっている知識が活かせる登録販売者はとっつきやすく価値のある国家資格でした。
また、日常生活で利用することが多い一般用医薬品の知識があることがとても役立ちます。
とくに役立ったと感じたのが病院で診療面接するとき、医師に薬のことで相談するのが大変スムーズになりました。
一度合格したら更新の必要もなく、ずっと有効なので誰でも挑戦してみてほしい資格です。