脱サラ40代社長のお仕事手帳

会社に残るか転職かと思ったら40歳から独立起業してしまったオヤジのお仕事メモ

全国的に見て千葉県の就労継続支援A型と就業継続支援B型の工賃は安い、高いのか?

障害をもっていても働いて社会の役に立ちたいとやりがいをもってお仕事をされている方はたくさんいます。
しかし、安心して、地域で自立した生活をしていくためには、やりがいだけでなく、お金も必要ですよね。

そこで現在働いている人の工賃や賃金はいくらで、どのように推移してきているか。
千葉県と全国の平均工賃・賃金を比較してみました。

・千葉県の平均工賃(賃金)の推移

就労継続支援A型
平成30年度 月額69,535円 時間額882円
令和元年   月額71,804円 時間額1,015円

就労継続支援B型
平成30年 月額15,013円 時間額178円
令和元年  月額15,215円 時間額205円


・全国の平均工賃(賃金)の推移

就労継続支援A型
平成30年度 月額76,887円 時間額846円
令和元年   月額78,975円 時間額3,633円

就労継続支援B型
平成30年度 月額16,118円 時間額214円
令和元年 月額16,369円 時間額223円


・千葉県と全国平均を比較
全部の項目で千葉の工賃や賃金の方が、全国の平均より低いことがわかります。
とくに差があるのが、就労継続支援A型の月額ですね。
全国の平均と比べてまだまだ低いです。
ただ吉報としてあるのが、就労継続支援A型、B型ともに工賃や賃金が上がってきていますよね。

これは、平成30年以前の取り組みが大きいです。
平成30年以前の工賃はもっと低かったんですが、県内官公需の数値を3年間で2倍に増やすように努力したり、工賃や賃金の向上計画や実績を公表したりしたことなど、さまざまな努力の結果、工賃や賃金が上がってきたんです。

・まとめ
千葉県内の就労継続支援B型とA型は、全国の平均と比べても低いことがわかりました。
ただどちらも年々向上していることと、全国平均も向上しているので、今後も向上する可能性があります。
障害をもった方々が、地域で自立した生活を過ごしていくためにも、やりがいだけではなく収入面にもフォーカスした対応が今後も必要で、国や県には頑張ってもらいたいと思います。