脱サラ40代社長のお仕事手帳

会社に残るか転職かと思ったら40歳から独立起業してしまったオヤジのお仕事メモ

未来へ伝える世界遺産

・世界遺産とは?
文化・自然を後世に伝えるために設けられているのが、世界遺産です。文化は人類の歴史を伝えるもので、建物・記念工作物・遺跡が対象です。ドイツにある大聖堂やポルトガルにある歴史地区が、文化遺産に該当します。遺跡ではエジプトのピラミッド、マヤ文明の遺跡も登録されています。
自然は、美しい景観や地球の歴史を語る上で欠かせない場所が対象になります。オーストラリアにあるグレート・バリアリーフ。アメリカにあるグランドキャニオンも、世界遺産に登録されています。

日本の世界遺産

もちろん日本にも、世界遺産はあります。最近話題になったのは、大阪にある古墳です。大阪にとって、初めての世界遺産です。沖ノ島も世界遺産に登録されています。島全体が御神体として重宝され、航海の安全を祈ったと言われています。なお、沖ノ島に行くことは不可能です。遠くから眺めるしかありません。
自然遺産では、東京の小笠原諸島と北海道の知床が登録されました。感染症が広がっている現在は難しいですが、以前は積極的に観光客を迎え入れていたのです。

長崎の世界遺産

そして忘れてはならないのが、長崎平戸の世界遺産です。宣教師が日本へ来て、キリスト教が広がりました。キリスト教の教えでは、神様は絶対的です。教えが広まってしまうと、権力者の立場が危うくなりかねません。そこでキリスト教禁止を掲げたのです。
しかし、法律で禁止されても信仰心が失われることはありません。日本にいたキリスト教徒は、長崎にある平戸でこっそりと信仰していたのです。

平戸とキリスト教と

平戸には、キリスト教をこっそり信仰していた人達の面影を見ることができます。春日町にある集落では、見事な棚田が広がっています。当時の人は、安満岳からの恵で、怯えながらも暮らしていたのかもしれません。キリスト教信仰に関しては、長崎市にも見ることができます。日本で最も古い教会の佇まいは、ヨーロッパの大規模な教会と比べても遜色ありません。
もし自由に旅行に行ける日が来たら、長崎の世界遺産巡りに旅立ちたいものです。